本日は2018/5B(5月初旬)から始めた、NISAの制度を利用して購入している投資信託の運用実績を紹介したいとおもいます。と、いっても2018年は2017年までのように順調な相場ではありません。
2018年7月3日に三菱UFJ国際信託銀行から販売が開始された、eMAXIS Slim S&P500を今後買っていこうと舵を切ったところです。
ちなみに、こちらが投資信託の練習として、ロボアドバイザー投資信託のウェルスナビとテオ(THEO)の運用結果を初期設定時から最新結果までの推移をまとめた記事となっています。
関連記事>>>
ウェルスナビとテオ(THEO)による資産運用実績報告@2018
株も投資信託も良くわからないからようせん!けど、預金で持っているのも不安!預金は余裕資金が潤沢にある。
という方は、ロボアドバイザー投資信託でも利益は得れると思うので参考にされてみてはいかがでしょうか。
でも、日本はどうも「預金」が好きであることと、現実問題として投資に回せる収入を得れていないというのが問題となっているようですね。
これは、個人的な見解となってしまいますが、積み立て投信は今後個人の資産を形成していくために重要になってくると思います。
見たい場所へジャンプ
資産形成・資産運用をお勧めする理由
結論からいうと若いころから資産形成をしておくべき
ここで一つ、私が「???」と思った、実体験に基づく考えをお話させて頂きたいと思います。
何故資産形成を薦めるか、退職金がない場合を考慮する
私の務める会社は創業100年を超えますが、退職金もいつなくなるか判りません。と、思うようにしています。
それなりの規模の会社なので、本当になくなるかどうかというのは判らないのですがなくなっても何とかなるように考えておいたほうがよいのではないかと思ってます。
次に書かせていただくのは、私の勤務する会社での就業規則を私なりに肝となることを、抜粋したものとなります。
しらべたところ、退職金の金額の構成要素はざっくり次のようになっていました。
- 職能等級によるポイント:〇〇×12カ月
- 業績によるポイント:○○×12か月
- 勤続年数によるポイント:〇〇×12か月
- 職能等級、業績、勤続年数によるポイントは別表による
- 1ポイント=1円とする。
職位があがったり、業績を上げていれば退職金も多くなる。勤続年数も加味されるというのが、現行の退職金の支給規定となっているのですが、
何が言いたいかというと、退職金はポイント制で積み上げておいて何かあったらその乗率をいじれるようになっているのですね。
そうなんですね、会社が傾いてきて退職金が出せなくなったり、時代とともに退職金の支給を辞めようという話になった場合は、ここの乗率をさげるか、ゼロにしてしまえばすぐできてしまいます。
結構あっさり言ってしまいましたがこれ、普通にあるとおもっています。もちろん労働組合は反発するでしょうけど、会社本体の経営が危ぶまれたときは致し方ないでしょう。
自分の身は自分で守る、自己防衛する良い方法はないか
このままではまずい、と思い資産運用で最も適当なのは何か?というのを模索しだした次第です。なにか資産をうまく運用すべき方法はないかと。
そこで、いろいろしらべてみると投資信託をしている人とそうでない人とで年間17万円の差が出るという試算をみつけたんですね。
インターネットで調べた記事を読む限り、投資信託で資産運用している人とそうでない人とで、年間の所得に結構な差がでてくると。これについて私の考えを以下の記事にまとめています。
投資信託する人と、しない人で平均して17万円の差がでるという記事を読みました。(もちろん中には損する人もいるのでアベレージでプラス17万という試算ですね)
そして、私はほぼ投資に関する知識がなかったのですが、投資信託を始めることにしたのです。
投資信託の運用を開始して2カ月経った頃2018年7月
世界経済はトランプさんの政治手腕によって混迷してしまった
2018年ですが5月運用を開始してから2カ月経った頃、米朝首脳会議や米中貿易戦争問題などいろんな国際的な問題があって、日経平均が21500円くらいまで下がりました。
そして、米国・日本の大手企業の業績は堅調であるということから一時期に日経平均で23000円をタッチするところまで復調しました。
そして、今度は米中貿易摩擦とトルコショック(トルコリラ)の暴落問題で、日経平均はもてあそばれているかの如く値を下げる格好となっています。
米中貿易摩擦問題は今後もずっと続く問題ですので、世界の首脳でうまいことさばいてくれることを希望します。
ところで、トルコショックの問題はもう忘れちゃってよいでしょうか?やっぱりまだ再燃するのかな?なんておもいながら悶々としています。
欧州は遠く離れているので、あまりなじみがないかもしれませんが、ドイツが欧州連合を牽引してくれていますが、加盟国のなかには、問題児(問題の国)も結構あります。トルコの問題は欧州にあまり打撃を与えないでほしいと思いますね。
日本よりひどい国はたくさんあるが早く立ち直ってほしい
世の中にはもっとむちゃくちゃな経済状態になっている国などごまんとあるわけで、早く米国株式市場、日本株式市場、そして日本国経済に立ち直って頂きたいと思っています。
そこで、成績不良投資信託をロスカットしました
冒頭にも書かせていただいたのですが、じつは、本当になんの研究もせず、この投資信託の世界に飛び込んだもので、序盤はなんてことなかったんですけど、結構痛い目にあいました。
勉強せずに投資信託を買ってロスカットした話
まず、一番最初の状況を確認頂いたうえでこの記事を読み進めていってもらうと、どんなことがおこったかがよくわかると思います。
と、言いますかなんて無謀なことをしているんだと振り返ってみるとぞっとしてしまいます。
関連記事>>>
NISAでSBI証券の人気投信をとりあえず乱れ打ち購入してみた
はじめは、それでもこんな感じで調子よかったんですよね・・・。それが、どういうわけかですね。それはそれはひどい結果になってしまいまして・・・。ロスカットしちゃったんです。
でも、あとから調べてみてわかったことなんですけど、投資信託というのは何年も積立てして複利で運用して利益を上げていく商品です。
この程度のリスクは許容しなければならないのですが、あっさりと売ってしまったんですね。特にアクティブファンドがひどいことになりましたよね。じわじわ、どころか結構なスピードで下がっていくものですから・・・。
当初の保有銘柄ですが、SBI証券のスクリーニングで人気!と出てくるものを適当に選んで買いました。それがのポートフォリオがこちらです。何のポリシーもない感じでしょ?w
投資信託を始めて半月の成績とロスカット銘柄詳細
買って半月ほどででた成績がこちら。これがだいたい2018年6月初旬ごろの成績です。半月でこの成績ですから、一体どんなにいいタイミングで買ったんだ?って感じなんですけど・・・。
- 当初保有銘柄
で、ロスカットした結果が下の表になります。これが上表の一カ月後、ボロボロになった姿です。ちょっとひどくありませんか?
楽天の4.3倍ブルなんかはしかたないかなっておもいますけど、ベトナムのファンドは一体何これ!みたいな。
※そもそも、ブルもベアもよくわかっておらず、リスキーな商品であることを知りませんでした。
- ロスカット銘柄
こんな大荒れするような銘柄に腰を据えて資金を投入していくのは、非常にこわいと思うようになりこれ以上さがることも考慮しロスカットに踏み切りました。7月初旬投資信託リバランスを実施、不要な投信を解約しました。
2018年7月の投資信託保有銘柄(NISA)
そして、2018年7月の保有銘柄がこちらです。今まで、なんのポリシーもなく買ったまま放置していました。
SBI証券で、ウィークリーで販売本数が上位何位?とか騰落率の上位何位?とかそんな視点でしか、銘柄を見てなかったんですけど、全てが間違っていました。
なんとなく、投資信託というものの仕組みが判ってきた
今回は自分なりのポリシーを持って購入しています。じゃあ、そのポリシーってなんやねん?ってお話ですよね?まず、一番おおきな話としては、
- アクティブファンドはインデックスファンドに勝てない。
という話。
8割のアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないとう事実が「データ」として存在し、証明されているんですね。
証明されているのにわざわざ、成績の悪いアクティブファンドを買う理由ってないと私はおもうのです。なのでまず、アクティブファンドを整理することにしました。
ネットでも、ググってもらったら大多数のアクティブファンドはインデックスファンドに勝てていないという記事がHITすると思います。
一度確認してみてください。
そして、アクティブファンドをインデクスファンドに変更
アクティブファンドは今後積み立てないとして、インデックスファンドに切り替えていこう。そう、心に決めました。
なので、よくわかってないアクティブファンドをまず切り捨てました。アクティブファンドとして残したのは巷で大人気のひふみプラスのみです。アクティブファンドの信託報酬って、インデックスの信託報酬と比較して相当違うんですよね。
ひふみプラスは良心的と言われていますけど、およそ1%です。
ちなみに、今回買い入れをしましたと書かせていただいた、eMAXIS Slin 米国株式(S&P500)の信託報酬はいくらかご存知でしょうか?
税抜価格で0.160%です!税込みで0.1728%!(購入時手数料も無料:ノーロード)この差は、が複利で十数年~数十年運用すると、ばっちり効いてくるわけですね。
- 保有銘柄
「ひふみプラス」は1%とさきほど、書かせていただきましたがそれでも全然良心的なほうです。銀行の店頭販売されているような投信などは、この先どうなるか本当に判らない商品なのに、購入時手数料で2%とか3%とかかかるものもあります。
これは、買った時点でマイナスからスタートすることを意味してますから、本当にしんどいと思います。しかもそのようなアクティブファンドに限って信託報酬も高額というのがお決まりの条件になっています。
ちなみに、ポートフォリオに記載のある外国株インデックスファンドの信託報酬も紹介しておきます。いずれも、税込みでの信託報酬を表しています。
- 楽天・全米株式インデックスファンド(VTI)で0.1696%です。
- eMAXIS Slim 先進国株式インデックスで0.11826%です。
一つ目の楽天全米株式インデックスファンドですが、今回紹介させていただいたeMAXIS Slim米国株式(S&P500)とにたような投資信託で、アメリカの株式全体をカバーする投資信託です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、米国株の大・中規模の株のみをカバーするもので、少し特性が違うのですが大差はないと思ってもらって結構かと思います。
eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、これ一本でアメリカ、EU諸国など(除く日本)の先進国の株式をカバーできる優れた投信になっています。
何がすごいかって?信託報酬の安さですよね。ひふみプラスと比較しても9分の1くらいになるのでしょうか。
このように、信託報酬だけを比較してみるだけでも、アクティブにこだわる理由って全くないと思うんですよね。
良い成績をたたき出しているアクティブファンドであれば、スポットで1~2年攻めるのに使うのであればよいとは思いますけど長期投資にはインデックスファンドに負けます。
ということで、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)と楽天VTI、レオスのひふみプラスこの三つの投信を主軸として運営していくことにしました。
日本株ファンドについては後々、ひふみプラスを差し替える形でなにか別のインデックスファンドにしようと考えています。
何故日本株ファンドを主力にしないのか?
売上ランキングなどでみると、結構日本の日経のインデックス売れていると思うんです。
長期で積立しているのであれば、今の私にはあまりよく理解できないんですけどまず、第一に日経といいますか、日本株は総じて弱いと思っています!!
日本株は弱い、自立できないのか?アメリカ・中国の影響受けやすい
これは本当に弱いと思いますよ。日本国民が株買わないんですから。株ってみんなが買わないと上がらないですからね。
しかも、アメリカや中国などの経済大国の影響を「敏感に」受けすぎだと思います。トランプさんが少しTwitterでしょうもないことを書いただけで、翌日、日本株が大幅下落なんてはなしはよくあることです。
なので、本当に、良い会社でも業績がよくても、それに応じた株価になっているかというと、そうではないようにおもいます。
今は、仕方なく、日銀がETFという形で買い支えをしています。なので、ムチャクチャなことになっていないんだとおもいます。
日銀が手をはなしたら、クレディスイスなんかの超お金もってるハゲタカのような金融機関が仕掛け売りしてくる可能性もあるんじゃないかとおもいます。彼らに情などないですから・・・。
今後、何に投資しておけば間違いないのか考えてみる
※18/9/15リライト、eMAXIS Slim S&P500の積立も継続しますが、原則としては、全世界インデックスという投資方法で進めることで決めました。
全世界インデックスってなに?と思われる方は、この以下の記事を読んでいただければ解って頂けるのではないかと思います。
※私の投信積立(インデックス投資)はこのeMAXIS Slim 先進国株式と新興国、国内株式(TOPIX)のミックスでおこなっています。
関連記事>>>
投信積立でのアセットアロケーションを検討する
投信積立をおすすめする理由、複利の効果とは
生活防衛資金の目安はいくら?投信積立のために決めること
投信積立の解約タイミング、出口戦略を考えてみた
[/box06]
- 日経平均推移
※出典:Wikipedia
厳しいですけど数字で見る限りは成長していません。
アメリカは、リーマンショックでボコボコになりましたけど、そこから回復してNYダウ最高値を更新し続けています。
- NYダウ平均推移
出典:google
こうやってみるとリーマンショックなんてしれてるじゃん。って感じです。
それよりも、アメリカに昔から投資している人は本当に資産家になているんでしょうね。日本株が、まだ全うな数値をたたき出すとすればとりあえず「東京2020」までかな?と、思っています。
それ以降は、世界情勢も正直いってわかりませんので何とも言えません。新興国がもっと台頭してくるかもわかりません。
ただ、まず間違いないと思われるのは、当面の間米国がNo.1であるのは、どう考えても揺るがないと思っています。
なので、私は強いものを買う。上がっていくものを買うという方向性で積立で投資信託を進めることに致しました。
もちろん、資金の投入はドルコスト平均法を意識しながらちょびちょびといれていきたいと思います。
厳密には、いつ株価があがって、さがるかなんていうのは、誰にも想像できないことなので、定期的に均等に資金を投入していれば、いつ買っても問題はない(いつかっても結果は一緒)なんですけどね。
※18/9/15リライト時点ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国株投資の替わりとして持つことに目的を変えました。
投信積立(インデックス投資)は前述したように、3種のeMAXIS Slimシリーズにて投資を行っていく予定です。
2018年8月の投資信託保有銘柄(NISA)
7月から買いまして来たのはほぼ、三菱国際投信のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。
ちょこっと浮気して、というか値動きを確認するためだけに、eMAXIS Slimの新興国株式インデックスも1500円だけ買いましたが(^^;
ただ、日経が低く、米国株高ドル高のときは、レオスキャピタルのひふみプラスに少し資金を投入しました。
投資信託開始3カ月半目の実績公開
かなり、アメリカよりの買い方になっているんですが、今回それなりの成績をお見せできないのは、
はい、原因はトルコリラショックです。
- 保有銘柄
これも、そのうち戻していくとはおもっています。日本株が安いときにレオスを買い増し、ドル円で円高かつ米国株安かなと思うときはS&P500を数千円づつ買い増しするという涙ぐましい作業をしてきました。
それで、全然もうかってないんですけどね!ただ、高いところで一気に全部買ってたら、真っ青な状態になっているのではないかとおもいます。
新興国も、もっと安定して強くなってくれればいいんですが、しかし、人口が増えていく国というのは力強いですよね。これから10年もしたら新興国の力はすごいことになっていると思います。
※18/9/2リライトにより、訂正箇所に取り消し線を入れています。
夏枯れ相場で株式は失敗でも投信はトントン
さいごに、少しコメントを書いて締めくくろうと思います。
株式取引のほうは、かなり値動きが荒く損失もかなりでてしまったのですが、投信のほうはマイルドな値動きです。
やはり、メンタルでしんどい思いをしたくないという方は投信のほうをお勧めしたいかなと思います。投信でも気になる方は、ロボアド投資信託おすすめですよ!!